リアルとバーチャルで取り組む「健康教育」

ウェルビーイングのために子どもから
長い生涯にわたって健康に生活していくためには、正しい知識が欠かせません。しかし、従来のような成人に対する啓発活動だけでは、長年続いている生活習慣は簡単に変わらないといった難しさもあります。そこで、子どものうちから健康について正しい知識を学び、自ら考え、選択するという、ウェルビーイングの視点での健康教育プログラムの開発が進められています。
五感を使う、納得する健康教育
健康教育プログラムは、理論的にというよりも、実践しながら子どもたちの反応を見て調整し、つくり上げていくことに重点が置かれています。ある小学校では、5年生を対象にした健康授業が行われています。
授業では、子どもたちに体の仕組みをしっかり伝えて、体の仕組みのすごさをまずは感動してもらうというコンセプトです。子どもたちが正しい健康習慣を身につけ、例えば「尿の色が濃いときは脱水気味」といったように、自分の五感を使って、そして、納得して体の状態を把握できる力をつけることを目標にしています。子どもだけでなく保護者からアンケートを取り、教育プログラムをよりよいものに進歩させようとしています。
メタバースでつながりづくり
メタバースを使った健康教育も検討されています。メタバース内ではスライドを用いた講義のほか、おしゃべりタイムを設けて話し合うことも可能です。また、メタバースは子どもの居場所としても活用できる可能性があります。例えば、公共交通機関が不便な地域や、積雪が多い地域などは子どもが孤立しがちですが、メタバースならばつながり合うことができます。不登校の子どもや外見に自信のない子どもも、アバターを使えるので参加しやすいでしょう。養護教諭をめざす大学生と子どもたちをマッチングしたり、地域の人たちと交流したりすることも可能です。メタバースはリアルの世界よりも高いセキュリティのもと、子どもたちがさまざまなつながりを得られる場所になり得ると期待されています。
※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。
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