コロナ禍はコミュニケーション力の低下をもたらしたのか

教育に重要なコミュニケーション
人間にとって、コミュニケーション力は大切な能力です。子どもたちは、家庭や学校で接する人と時に衝突しながらコミュニケーション力を身につけていきます。また、子どもたちが健やかに育つためには、見守る大人たちもコミュニケーションをうまく取る必要があります。学校でモンスターペアレンツが問題視されることがありますが、教師と保護者が良い関係性を築けていれば、保護者から寄せられるものは改善案になり、学校教育をより良くする一助となるはずなのです。
子どもたちに現れた変化
コロナ禍が落ち着いて時間がたち、コロナ禍の数年間が子どもたちにもたらした影響が徐々に見えてきました。子どもの自殺率、学校での暴力件数、不登校の増加というデータは、「今の世代だから」ではなく、裏にコロナ禍の影響が少なからずあります。「三密」が叫ばれていた当時、乳児は両親以外と接する機会が失われ、幼児や小中高生は密になる行事や授業が減らされ、大学生からはキャンパスライフが失われました。最近では小中学生時代に起きるような対人トラブルが大学生に見られるなど、コロナ禍でコミュニケーション機会が失われた影響と思われる変化が各世代で起きています。保護者と学校の関係性もコロナ禍以降、やり取りがデジタル化したことで何らかの影響を受けているはずです。
日本人は体は健康、心は不健康?
WHOでは「健康」を身体的・精神的・社会的の3つに分けて分析しています。日本は38カ国中、身体的健康が1位なのに、精神的健康は37位だったという調査結果があり、そもそも心の健康が足りていない国なのです。円滑なコミュニケーションは精神的健康にも影響するため、コロナ禍で子どもたちが経験できなかった部分を補い、コミュニケーション力を養うことが大切です。
そこで教育に取り入れたいものが「遊び」です。人と関わるレクリエーションを考案し、教育現場で実践することで、欠けた経験を少しでも埋めることができるでしょう。
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