投資データサイエンスは、未来を開き、世界へつなげる

投資が開くあなたの未来

今は、誰でも投資する時代です。「宵越しの銭は持たねぇ」と、火事を見込して、無駄な家財は買わない江戸っ子のような人はいないでしょう。江戸でも、火事に備えて投資した人が、今も生き残って大企業になっています。現代人は、車を買うために、住まいを確保するために、老後のために、蓄えとしての投資が必須です。残念ながら、銀行預金や国民年金に任せているだけでは十分とは言えません。投資はリスクからあなたを守り、あなたの未来を開きます。

企業の求めと社会の創造

一方で、企業は新しい技術やアイディアを創り出し提供するために資金が必要です。また、暮らしをよくするために社会も資金が必要です。あなたの投資がその資金を支えます。金融は物やサービスに比べ地味ですが、そのやり取りの裏側で、必ず動いています。強いて言えば、投資が活発で、経済が豊かでなければ、企業も社会も強くなることはできません。US10ドル紙幣に描かれているアレクサンダー・ハミルトンは、アメリカの建国と同時に金融と投資の大切さを唱え、世界一になることを目指し、国を創造しました。

フィンテックとデータサイエンスが世界へ誘う

データサイエンスも含め、DXは暮らしを楽に、多彩にしてくれます。DXがはやる一昔前から、金融界で「フィンテック」と呼ばれる、ネットバンキングやPayPayのような決裁システムが金融DXとして身近にあります。投資の世界では、株が有名ですが、金属・穀物・食肉までも対象となっており、誰でも、いつでも、世界から取引所取引に参加できるようにDX化が進んでいます。扱う製造業や農家までが多様な投資家の参加により需給予測ができ、リスクを回避することが可能になります。自宅のパソコンが世界につながるように、投資も世界につながっています。また、企業の中で扱う人材、取引所に係る人材、資産として運用する専門的な人材が求められ、あなたを誘っています。「コメ」をデータサイエンスで科学し、DX化で世界へ打って出ることも可能でしょう。

参考資料

和歌山大学　社会インフォマティクス学環HP

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

※夢ナビ講義の内容に関するお問い合わせには対応しておりません。

先生情報 / 大学情報

和歌山大学社会インフォマティクス学環教授竹内哲治先生

興味が湧いてきたら、この学問がオススメ！

ファイナンス、DX、コモディティティ

メッセージ

投資というと、「株」を思い浮かべる人が多いでしょう。今安く買って、将来高く売って得をするだけをイメージするかもしれません。金融投資ばかりが投資ではりません。いろいろな商品が投資対象となり一般の人も参加できる市場が整備されてきています。企業は、資材調達に活用することで将来のリスクを軽減でき、それらの市場を必要としています。車や家を購入する際のローンを組む段階で学んでおけば良かったと気づく前に、学生のうちに学び人生を豊かにしましょう。また、専門家となることで貴方をひいては日本を豊かに強くしましょう。

先生への質問

先生の学問へのきっかけは？
先輩たちはどんな仕事に携わっているの？

和歌山大学に関心を持ったあなたは

和歌山大学は未来を託そうとする若者、保護者のみなさんの願いを受けとめ、若者とともに希望ある未来を創り出したいと決意しています。
新たな学びの場・新たな生活の場へ、期待とともに不安もあると思いますが、国立大学の強みは、学生数に対して教員数が多く、学生と先生の"つながり"が強固なことです。なかでも和歌山大学は、小規模クラス授業や対話的授業を重視するなどきめ細やかな教育と、行き届いた学生生活支援の体制を整えています。そして、卒業後の進路・就職を拓くキャリア・サポートには定評があります。