色やロゴもまた「言語」? 学問の根底には言語学がある

実は幅が広い「言語学」
「言語学」とはその名の通り「言語」を研究する学問です。ただし、一般的なイメージである言語の構造や使われ方、発声などがそのすべてではありません。言語と一口に言ってもその対象となる範囲は実に広いものです。日本語やフランス語、英語などはもちろんですが、何かを伝えることができるものはすべて言語だと言えます。言葉を発したり文字を書いたりしなくても、ジェスチャーや形、色も言語の一つです。考え方によれば、言語学はすべての学問の基礎とも言えるでしょう。
ロゴや色も「言語」?
例えば、家具屋の「IKEA」はすべて大文字のロゴで、通信事業の「NTT docomo」は小文字で丸っこいロゴです。これらが違ったデザインなら、また違った印象になっていた可能性があるでしょう。また、塾や予備校のカラーが緑や青が多く、飲食店の看板に赤やオレンジという色を使うことが多いのも、何か伝えたい意味を込めている可能性があります。塾や予備校の場合は、色を通して安心感、飲食店の場合は食欲をかき立てたいという狙いがあるのかもしれません。これらの考え方は、一般的にはデザインやマーケティング(経営学)、あるいは心理学などの学問に分類されますが、何かメッセージ性を持っているという点で言語学としても捉えられます。言語学と経営学、遠い存在のように思えますが、実は明確な境界線はないのです。
言語は生き物のような存在
言語は幅広い領域に存在しているだけでなく、動きを伴う「生き物」のような存在でもあります。例えば、若者言葉や流行語にその特性が見られます。最近でも、手一杯で余裕のない状態を指す「キャパい」や、達成感や安堵(あんど)感を伝える「耐えた」といった独自の言葉が生まれています。それらの言葉は長きに渡って残っていくものもあれば、すぐに廃れて使われなくなるものもあります。その違いは何なのか、そもそもどういった経緯で生まれた言葉なのか、ということに注目し、リサーチするのもまた言語学の一つです。
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